おむすびと具材の黄金比

こんにちは!にゃおむすびです🐾
おむすびを作るときに「具はどのくらい入れるのが一番おいしいんだろう?」と思ったことはありませんか?実は古くから「おむすびのご飯に対して具材は一割程度」がちょうどよいとされてきました。これがいわゆる「黄金比」なのです。
ご飯の中にたっぷり具を入れれば豪華に見えますが、実際に食べるとバランスが崩れてしまいます。塩気が強くなりすぎたり、逆に具材の風味がご飯に負けてしまったり。ご飯と具がちょうどよく調和するのが「10%前後」だと言われているのです。
例えば梅干し。種を取った果肉を入れるとき、ご飯の量に対して少し多めに入れると全体に酸味が行き渡りやすいですが、入れすぎると酸っぱさが勝ちすぎてしまいます。鮭フレークも同じで、ほんのひと口ごとにふんわり塩気が広がるくらいがちょうどよい。昆布やおかかは少量でも旨みがしっかり出るため、少なめがベスト。具材ごとに適量は違いますが、やはり「ご飯が主役で具が引き立て役」という構図は変わりません。
現代では「爆弾おにぎり」のように具を豪快に詰め込んだものも人気がありますが、それも特別なシーンの楽しみ方。普段のおむすびでは、ほどよいバランスこそが毎日食べても飽きない理由なのです。
にゃおむすびでも、具材の分量はひとつひとつ試行錯誤を重ねています。見た目の華やかさだけではなく、一口食べたときに「ご飯と具がちょうどいい」と感じてもらえるよう、黄金比を意識して握っているんですよ。