おむすびと水の関係

こんにちは!にゃおむすびです🐾
今日は「おむすびと水の関係」について少し豆知識をお話ししたいと思います。おむすびというと「お米」と「具材」や「海苔」に注目しがちですが、実はとても大切な存在が「水」なんです。普段あまり意識することは少ないかもしれませんが、おむすびを美味しく握るために、水は欠かせない役割を果たしています。
まず、お米を炊くときに使う水。これは味わいを大きく左右します。お米は炊飯時に水を吸収してふっくらと膨らみますが、このときの水の質が仕上がりの美味しさを決めるのです。軟水を使うとお米がやわらかく炊きあがり、日本人の口に馴染む甘みのあるおむすびになります。反対に、硬水で炊くと粒感がしっかりした食感に仕上がるため、外国でおむすびを作ると「なんだか違う」と感じるのは水の違いによるところも大きいんですよ。
次に、実際におむすびを握るときの「手水」。手にお米がくっつかないように、少し水をつけて握るのは皆さんご存じかと思います。この加減が意外と難しく、水が多すぎるとおむすびがべちゃっとしてしまい、少なすぎるとご飯が手にくっついて握りにくくなってしまいます。料理上手なお母さんやおばあちゃんが絶妙な力加減でふんわり握れるのは、経験から得た水加減のバランスを知っているからこそなんですね。
さらに、最近では「塩むすび」が注目を集めていますが、このときにも水は大切です。塩を手にまぶして握るのが基本ですが、手に水分が足りないと塩が均等につかず、部分的にしょっぱくなってしまうことも。適度な手水と塩加減が合わさって、シンプルながらも奥深い美味しさが生まれるのです。
そして忘れてはいけないのが「保存時の水分」。おむすびは炊きたてを食べるのが一番ですが、どうしても時間をおいて食べることもありますよね。時間が経つとご飯が固くなるのは、お米の水分が逃げてしまうから。ラップに包んで水分を逃さない工夫をしたり、具材に梅干しを入れて殺菌効果とともにほどよい水分を補ったり、昔の知恵も水分調整と深い関係があるのです。
このように「水」はおむすび作りにおいて、炊飯から握る瞬間、さらには保存まで影響を与える重要な存在。普段はあまり気にしないかもしれませんが、次におむすびを食べるとき、「この美味しさの背景には水があるんだな」と思っていただけると、ちょっと通なおむすびの楽しみ方ができるかもしれません。
にゃおむすびでは、国産コシヒカリに合うよう厳選した水を使い、毎日心を込めておむすびを握っています。小さなひとつのおむすびの中には、お米や具材だけでなく「水」の力もぎゅっと詰まっているんですよ。
次におむすびを口に運ぶとき、ぜひ「水」の存在を思い出してみてくださいね。