おむすびと「包み紙」の文化

こんにちは!にゃおむすびです🐾

おむすびを包むとき、何にくるんでいますか?ラップ、ホイル、紙、竹皮――実はこの「包み紙」にも、日本ならではの深い文化があるんです。

昔のおむすびは、竹の皮や笹の葉で包まれていました。これには理由があります。竹や笹には天然の抗菌作用があり、食べ物の傷みを防いでくれるうえ、通気性があるので蒸れにくく、おむすびがベチャッとならずに済むのです。自然素材だから土に還るし、におい移りもない。まさに理想の“エコ包装”だったのですね。

昭和の頃までは、新聞紙や紙ナプキンで包んだおむすびもよく見られました。家庭では、お弁当箱の中に直接入れるのではなく、1つ1つ包んであげるのが母の愛情の表現だったりもしました。

包み紙には、衛生面だけでなく「開く楽しみ」もあります。包みを開けるときのワクワク感。どんな具が入ってるんだろう?という期待。あの“開ける時間”もまた、おむすびの魅力の一部なんですよね。

現代では、プラスチック容器やラップなどが主流ですが、にゃおむすびではなるべく紙素材や自然に還る素材を使い、昔ながらの温もりも伝えたいと思っています。

包まれたおむすびには、ただのごはん以上のものが込められています。それは「手間」と「気遣い」と「やさしさ」。中身と同じくらい、外側にも物語があるのです。

にゃおむすびのブログ第60話まで、お読みいただきありがとうございました!これからも、おむすびにまつわる豆知識や文化をお届けしていきますので、どうぞお楽しみに🐾

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