おにぎりの語源は“祈り”?名前に込められた意味

こんにちは、にゃおむすびです!
「おにぎり」と「おむすび」。ふたつの言い方がありますが、どちらが正しいの?という疑問、よく聞かれます。実は、どちらも意味は同じ。でもその語源には、ちょっとした違いと深い意味があるんです。
「おにぎり」は「握る(にぎる)」から来た言葉。人の手でごはんを握って作るという、その動作そのものに由来しています。日常的で親しみやすく、家庭や学校などでよく使われるのがこの呼び方です。
一方「おむすび」は、「結ぶ(むすぶ)」という言葉が語源。昔から日本では、“むすぶ”という言葉に特別な力があるとされてきました。人と人、自然と人、神様とのつながり──そうした目に見えない「ご縁」を結ぶという意味を持つのが「おむすび」なのです。
また、古くは「産霊(むすび)」という言葉が神道にあり、自然の恵みや命をつなぐ力を表す神様の名でもありました。つまり、「おむすび」は“神様に感謝しながら作る、自然と人をつなぐ食べ物”という側面もあるのです。
にゃおむすびの店名には、この「むすび=縁を結ぶ」の意味が込められています。食べる人と作る人、季節と素材、そして地域とお客さまのご縁を、ひとつのおにぎりにギュッと込めて。
今日のひとむすびが、誰かの心を結びますように。