おむすびと日本人の「右手文化」

こんにちは、にゃおむすびです!

私たちが何気なく右手でおむすびを持って食べること、それには実は日本文化に根差した深い意味があるのをご存じですか?

日本では古くから、右手が「神聖な手」とされてきました。神事や儀式では、右手で御幣を振り、右手で神酒を受けるのが正式な作法。こうした文化的背景から、食事の場でも右手を使うことが自然と根づいていったのです。

また、「結ぶ」という行為自体が、神様とのつながりや自然への感謝の表れとされていました。おむすびはまさにその象徴。右手で米を握り、自然の恵みを人の手で結ぶ。その一連の流れには、日本人の美意識が詰まっているともいえるでしょう。

もちろん、現代では利き手に関係なく自由に食べればOKですが、手で食べるということ自体に、大切な意味があります。スプーンや箸を使わず、手の感覚で温度や重さを感じる。これが、食べるという行為をより“身体的”にしてくれるのです。

次におむすびを手に取るとき、ぜひその「手」の意味にも、少し思いを馳せてみてくださいね。

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