おいしくする“ひとつまみ”の秘密

こんにちは!にゃおむすびです🐾

おむすびに欠かせない存在といえば「塩」。具材が入っていない“塩むすび”であっても、しっかりとおいしさを感じられるのは、この塩の力があるからです。では、おむすびに使う塩はどのくらいが正解なのでしょうか。

実は、おむすびの塩加減に明確な「正解」はありません。ただし目安はあります。一般的には、ごはん100gに対して約0.8~1%程度の塩分がバランスが良いとされています。けれど、これはあくまで基準。具材の塩味や食べるシーンによっても、心地よい塩加減は変わります。

塩の役割は、単に“しょっぱさ”を加えることではありません。少量の塩が加わることで、お米本来の甘みがぐっと引き立ちます。これは対比効果と呼ばれるもので、甘みと塩味が互いを引き立て合うためです。スイカに塩をふると甘く感じるのと同じ原理ですね。

さらに、塩には軽い殺菌効果もあります。昔は今のように冷蔵設備が整っていなかったため、保存性を高める意味でも塩は大切な存在でした。遠足や農作業のお供として持ち歩かれてきたおむすびにとって、塩は“おいしさ”と“安心”の両方を支えてきたのです。

また、塩の種類によっても味わいは変わります。粒の大きさ、にがりの含有量、産地の違いによって、まろやかさやキレが異なります。角の立った塩味はシャープな印象に、まろやかな塩はやさしい余韻に。にゃおむすびでは、ごはんの甘みを引き立てる塩を選び、強すぎず、でも物足りなくない“ちょうどよさ”を大切にしています。

塩は目立たない存在ですが、ほんのひとつまみで印象を大きく左右します。多すぎれば辛くなり、少なすぎればぼんやりする。その絶妙なバランスこそが、おむすび作りの奥深さでもあります。

次におむすびを食べるときは、ぜひ塩の存在を少しだけ意識してみてください。派手ではないけれど、確かに感じるその旨み。そこには、日本の食文化が大切にしてきた“引き算の美学”が息づいています。

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