味の記憶

こんにちは!にゃおむすびです🐾

人の記憶はとても不思議で、昔のことは忘れてしまっても「味」だけははっきり覚えている、ということがあります。香りや温度、口に入れた瞬間の感覚。味の記憶は、言葉よりも感情に近いところに残るものなのかもしれません。

おむすびは、そんな味の記憶をつくりやすい食べ物です。ごはんの甘み、ほんのり効いた塩加減、具材の旨み。それらが合わさることで、「安心する味」「ほっとする味」として心に刻まれていきます。特別に濃い味ではないからこそ、体と心に自然に染み込むのです。

たとえば、同じ鮭のおむすびでも、人によって思い出す味は違います。子どもの頃に食べたお弁当の鮭、部活帰りに買った鮭、忙しい朝にかじった鮭。それぞれの場面と結びついて、同じ具でもまったく違う記憶として残っています。

味の記憶は、そのときの気持ちも一緒に閉じ込めます。楽しかった日、少し疲れていた日、緊張していた日。おむすびは、そうした感情を受け止めながら、静かに記憶の引き出しにしまわれていきます。そして何年も経ったあと、ふとした瞬間に呼び起こされるのです。

だからこそ、おむすびの味は「派手」である必要はないのだと思います。毎日食べても飽きないこと、食べる人の体調や気分を邪魔しないこと。その積み重ねが、いつの間にか「忘れられない味」になります。

にゃおむすびが目指しているのは、誰かの人生の中にそっと残る味です。思い出そうとしなくても、ふと浮かんでくる味。
そんな記憶の一部になれるおむすびでありたいと思っています🐾

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA