海苔の巻き方で変わる！パリッと派？しっとり派？

こんにちは、にゃおむすびです！

おにぎりに欠かせない存在といえば、やっぱり「海苔」ですよね。ごはんを包み、香りを添え、手が汚れないようにしてくれる海苔は、まさに名脇役。けれど、ひとくちに「海苔」といっても、その巻き方や食感にはさまざまなスタイルがあることをご存じでしょうか？じつは、海苔の使い方ひとつで、おにぎりの印象や食感が大きく変わってくるんです。

まず、近年人気なのが「パリッと派」。これは、焼き海苔を食べる直前に巻くスタイルで、特にコンビニおにぎりでよく見かける方式です。フィルムでごはんと海苔を分離しておき、食べる直前にパリッと巻かれることで、開けた瞬間に香ばしい香りとパリパリとした食感が楽しめます。まさに「海苔を主役にしたおにぎり」といっても過言ではありません。手に持ったときの音、口に入れた瞬間の歯ざわり、どれもが五感を刺激し、食欲をそそります。

一方で、「しっとり派」にも根強いファンがいます。こちらは、握った直後に海苔を巻いて、しばらく時間を置くスタイル。家庭でのお弁当や、昔ながらの手作りおにぎりによく見られる方式で、時間とともに海苔がごはんの水分を吸って柔らかくなり、まるで一体化したかのような優しい食感になります。ごはんと海苔がほどよくなじむことで、全体に一体感が生まれ、どこかほっとするような、懐かしい味わいが広がります。

この「パリッと派」か「しっとり派」かは、好みによって大きく分かれますが、実は地域や世代によってもその傾向が異なるというのは面白いポイントです。ある調査によると、若い世代はコンビニ文化に馴染んでいることからパリパリ食感を好む傾向がある一方、年配の方には昔ながらのしっとり海苔を好む方が多いようです。関東ではパリパリ派が比較的多く、関西ではしっとり派も根強い人気があるという話も耳にします。こうした違いもまた、おにぎりという文化の奥深さを感じさせてくれますよね。

こうして見ると、海苔はただの「付け合わせ」ではなく、おにぎり全体の印象を大きく左右する、重要な要素なのです。その巻き方やタイミング、使う海苔の種類によって、同じ具材でもまったく違った味わいに出会えるかもしれません。まさに、「海苔一枚で、世界が変わる」——そんな魔法のような存在なんです。

これからも、あなたの“海苔派”を見つけながら、おにぎりの奥深さを一緒に楽しんでいきましょう！