“またね”のかわりに渡すおむすび

こんにちは!にゃおむすびです🐾

ある日の夕方、小さな男の子がお母さんの手を引きながらお店に入ってきました。
「明日ね、おばあちゃんちに行くの。」
少しうれしそうで、少しさみしそうな声。

おばあちゃんの家は、少し遠い場所にあるそうです。帰り道の車の中で食べる用にと、おむすびを選んでくれました。鮭と、梅と、それから塩むすび。

「これ、ばあば好きなんだよ。」

そう教えてくれたその表情が、とてもやさしくて印象的でした。

おむすびは、不思議な食べものです。
「いってらっしゃい」の朝にも、
「おかえり」の夕方にも、
そして「またね」と手を振る時間にも、そっと寄り添います。

言葉にするのは少し照れくさい気持ち。
“元気でいてね”
“気をつけてね”
“ちゃんと食べてね”

そんな思いを、おむすびは静かに包み込んでくれます。

帰りの車の中で、包みを開く音。
ほぐれるごはんの湯気はないかもしれないけれど、そこには確かに、選んだ人の気持ちが残っています。ひと口かじれば、少しだけ距離が縮まるような、そんな感覚。

おむすびは特別な料理ではありません。
けれど、日常の節目にそっと置かれる存在です。

にゃおむすびも、誰かの「またね」の場面に寄り添えたらと思いながら、一つひとつを握っています。遠くへ向かう日も、すぐ会える日も、その間にある時間をつなぐ一個でありたい。

もし大切な人と少し離れる日があったら。
言葉のかわりに、おむすびを渡してみてください。

きっとそこには、あたたかい気持ちがちゃんと残ります。

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